ブログ

トピックス

  • 卒業

    3/24に卒業式が行われました。

    今年はM2の6名、B4の4名が卒業となり、M2の6名が研究室を去ることになります。

     

    6人もの賑やかなM2がいなくなると寂しくなります。新天地でのご活躍をお祈りします。

     

  • ISWST2025に参加しました。

    3/17(月)~19(水)の3日間にわたり、ISWST2025が宮城県仙台市で開催されました。当研究室からは、口頭発表2件が出ました。

    発表詳細は以下の通りです。

    【口頭発表】

    Diagnosis of Latent Deterioration in Wood Coatings Using Mid-Infrared Spectroscopy Combined with Machine Learning

    ○Yoshikuni Teramoto, Kaho Nishimura, Takumi Ito, Toshiyuki Takano, Shinichi Isaji, Hironari Ohki

    Electro-reaction of G-DHP in deep eutectic solvents

    ○Shin Tanahashi, Yoshikuni Teramoto, Toshiyuki Takano

    私は初めての国際学会での口頭発表で大変緊張しましたが、良い経験をさせていただきました。

    木材学会の国際学会ということで多くの分野の研究者が一同に会し、大変盛り上がった大会でした。他大学の先生、学生とお話することもできました。国内学会が19(水)~21(金)で開催され、聴講で勉強させていただきました。就職した同期が出張で国内学会に来ており、久しぶりの再会を楽しみました。来年は広島での開催とのことでより多くの後輩が参加することを期待したいです。

     

    懇親会での鏡開き
    牛タン
  • 卒論、修論発表が行われました。

    2/12に修論発表会、2/18に卒論発表会が行われました。

    みんな素晴らしい発表を見せてくれました。

    修士のみなさんは2年間の成果を、学部生は一区切りお疲れ様でした。

     

  • 歓迎会を行いました!

    11月12日に新しく研究室にきたポスドクと博士課程の学生の歓迎会を実施しました。

    2名のインド人の方を迎え、より賑やかな研究室となりました。

    研究のバックグラウンドも異なり、研究室に新たな風が吹くことを期待したいです。

  • ゼミ旅行に行ってきました!

    今年のゼミ旅行は10月12~13日で天橋立、神鍋高原に行ってきました!

    1日目は舞鶴で海鮮を味わい、天橋立、舟屋と盛りだくさんの一日でした。

    夜はコテージでバーベキューを楽しみました!

     

    カモメに追いかけられました
    天橋立で記念に

    2日目には体育館で軽く運動したり、出石そばを食べました。城之崎温泉にもよりこれまた盛りだくさんの一日となりました。

    食べ過ぎ

    早起きした人は山に登って雲海を見たようです。

    企画してくれたM1のみなさんお疲れ様でした。

    一部そのまま徹夜で釣りをした人もいるようです…

  • 日本木材保存協会年次大会に参加しました

    9/25(水) – 26(木)の2日間に渡り、日本木材保存協会年次大会が東京で開催されました。当研究室からは、ポスター発表1件で出ました。

     

    発表詳細は以下の通りです。

    ・中赤外分光と機械学習を組み合わせた木材用塗膜の早期劣化診断;〇西村香穂、寺本好邦、髙野俊幸、伊佐治信一、大木博成、伊藤拓美

    日本木材保存協会の年次大会は木材に関する多くの研究が集まる場で、私の研究分野である耐候性だけでなく、生物劣化など普段触れることの少ない分野についても多くの発表を聞くことができました。我々と同様の研究分野を別のアプローチで進めている発表は特に興味深く、異なる分野の研究発表も新鮮で面白かったです。

    また、他の大学や企業の方とお話する機会もあり、自分の研究内容に対する助言も頂くこともできました。学会の2日間を通じて、多くの学びと刺激を受ける貴重な体験となりました。

  • 2nd International Lignin Symposiumに参加しました!

    発表詳細は以下の通りです。

     

    [ポスター発表]

    ・Electro-oxidation of artificial lignin in deep eutectic solvent; ○Shin Tanahashi, Shen Jiatong, Xie Bing, Yoshikuni Teramoto, Toshiyuki Takano

    ・Interaction of monolignol with cellulose acetate; ○Nobuhiro Shimoda, Yoshikuni Teramoto, Toshiyuki Takano

    ・Synthesis of S-type dilignol model gulcosides for analysis of Lignin-Carbohydrate Complex; ○Yuki Kawamoto, Takahiro Doi, Yoshikuni Teramoto, Toshiyuki Takano

    国際学会ということで海外の方の発表を多く聞くことができました。リグニンの利用など自分のテーマとは異なる発表も多くあり、非常に有意義な時間を過ごすことができました。BOKUの先生と2年ぶりにお話しする機会もあり、楽しい学会となりました。

    髙野先生と寺本先生は実行委員として、学会の運営をされました。お疲れ様でした。

  • ELCASを実施しました!

    高校生のための体験型科学講座ELCASに本研究室も参加し、3日間にわたる実験、講義を実施しました!

    参加してくれた高校生のみなさん、ありがとうございました!

    まず1日目はパルプ繊維を分散させた懸濁液を網で抄いて紙を製作する「抄紙」を行いました。

    叩解(こうかい)と呼ばれるパルプ繊維をほぐす条件を変更することで、抄いた紙の特性がどのように変化するかを学んでもらいました。紙の講義では紙の定義や紙に求められる性質などを学習しました。

    2日目には前日に作製した紙の力学特性の試験および電子顕微鏡を用いた観察を行いました。叩解していない紙ではすぐに破れてしまうことが分かり、パルプ繊維の絡み合いの重要性が伝わったかなと思います。電子顕微鏡では肉眼で見ることのできない叩解による繊維のほぐれ方の違いを実際に確認しました。

    3日目にはパルプにザンテート化と呼ばれる処理を施すことでセルロースナノファイバーを得る操作を行いました。また、セルロースナノファイバーを利用した固体分散体による疑似水溶化を行いました。

    ザンテート化セルロースナノファイバーは数十µm単位の繊維系のパルプを数nm程度まで簡単に解繊できるようになる画期的な技術です。また、置換基が容易に脱離し、無置換のセルロースナノファイバーが得られるという特徴を持ちます。

    機械解繊により透明な分散液へと変化する様子を観察しました。

    固体分散体を用いた疑似水溶化では吸光度測定の原理の勉強となぜ、溶けるようになるのかを講義しながらセルロースナノファイバーの特性について理解を深めました。

    最後に、セルロースナノファイバーの疑似水溶化を用いて何ができるかを考え、発表する課題に取り組みました。

    活発に議論が交わされながら意見がまとまり非常にスムーズに発表が進行しました。

    高校生たちから我々も良い刺激をもらえました!

  • セルロース学会に参加しました。

    7/11 (木) -12 (金) の2日間に渡り,セルロース学会第31回年次大会が熊本で開催されました。

    当研究室からはポスター発表5件で出ました。

     

    発表詳細は以下の通りです。

     

    【ポスター発表】

     

    ・糖誘導体を用いたセルロースアセテートの可塑化 ; 〇越智加菜絵, 寺本好邦, 髙野俊幸

     

    ・セルローストリアセテートのラセミ混合物の調製とその性質 ; 〇下田展裕, 川野鴻右, 寺本好邦, 髙野俊幸

     

    ・ポリドーパミン修飾CNFを用いた金属ナノ粒子の性状の制御 ; 〇田中裕也, 寺本好邦, 髙野俊幸

     

    ・難水溶性化合物の水溶性改善と影響因子の統計的抽出 : セルロースナノファイバーとセルロース水溶性誘導体の比較 ; 〇松田裕道, 山岡英樹, 寺本好邦, 髙野俊幸

     

    ・ピレン担持型キトサン誘導体の合成とその蛍光特性 ; 〇柳田真莉萌, 柴野匡哉, 寺本好邦, 髙野俊幸

     

     

    セルロースに限らず, キチンやキトサンを含む基礎研究から応用研究まで, 多岐にわたる内容があり,見識を深めることができました。

    懇親会では他大学の方々ともたくさん話すことができ, アドバイスをいただいたり, 研究室の生活の違いに驚いたりと, とても有意義な時間を過ごすことができました。

  • 繊維学会に参加しました!

    6/12 (水) – 14 (金) の3日間に渡り,繊維学会年次大会が東京:タワーホール船堀で開催されました。当研究室からは,ポスター発表1件,口頭発表1件で出ました。

    発表詳細は以下の通りです。

    [ポスター発表]

    ・ザンテート化セルロースナノファイバーの再生挙動の検討 ; 〇小林謙太, 寺本好邦, 髙野俊幸

    [口頭発表]

    Xanthated Cellulose Nanofibers Dispersion: Stability, Pickering Emulsion with Styrene, and Latex Composite via Polymerization ; Yume Yamaguchi, Arindam Chakrabarty, 〇Kem Monterico Taghap, Weija Tang, Miyako Maruo, Yoshikuni Teramoto, Toshiyuki Takano

    繊維学会ということで「繊維」に関する内容が大部分を占めると思っていましたが、繊維に直接関係がないような高分子に関する発表も多くありました。ゴム材料やカーボン繊維など普段全く扱わないような材料について、物理的な内容から生化学的な内容まで幅広い分野のお話を聞くことが出来て大変勉強になりました。

    ポスター発表や若手交流会を通して他大学の先生方,生徒の方々とも色々とお話しさせていただき,的確な研究のアドバイスをしていただき,学会の醍醐味を実感することが出来ました。

    また実演販売をするために来訪されている企業の数が非常に多く,色々な企業の方とお話させていただくことも出来ました。産業・学術の連携という意味での学会の意義も感じ取ることが出来て,非常に有意義でした。

    ↑タワーホール船堀から見た東京スカイツリー!