日本木材保存協会第41回年次大会に参加してきました!

9/18 (木) ~ 9/19 (金) の2日間、

日本木材保存協会第41回年次大会が東京農業大学(東京都世田谷区)で開催されました。

 

当研究室からは、寺本先生が口頭発表、西村がポスター発表をいたしました。

発表詳細は以下の通りです。

【口頭発表】

中赤外分光×機械学習による木材塗装の潜在的劣化の定量予測

〇寺本好邦、西村香穂、髙野俊幸、伊佐治信一、大木博成、伊藤拓美

【ポスター発表】

中赤外分光×機械学習による木材塗装の潜在的劣化予測の計算コストの削減

〇西村香穂、寺本好邦、髙野俊幸、伊佐治信一、大木博成、伊藤拓美

 

西村は去年に引き続き2度目の参加、寺本先生は初めての参加となりました。

 

分野は塗装木材のことから、木材の防腐処理、難燃対策、リグニンの分解酵素まで、木材保存に関する幅広い発表がありました。

西村のポスター発表では、塗装木材になじみのない学生から、塗装木材に詳しい企業の方までたくさんの方に質問をいただき、本研究に興味を持ってくださる方が多いことにとても嬉しく感じました。

 

そして今回の年次大会では、なんと

寺本先生がベストプレゼンテーション賞を、

西村がベストポスター賞を受賞しました!!

 

 

口頭発表をする寺本先生
会長である京都大学名誉教授の藤井先生とパシャリ
会長である京都大学名誉教授の藤井先生とパシャリ

10th ARN(台湾)に参加してきました!

謝さんと小林が10th ARN(台湾)に参加してきました!

京都大学生存圏研究所が主催となり、台湾の国立成功大学で行われた本シンポジウムには、バイオマス材料から、宇宙まで幅広い研究分野が一堂に会しておりました。バイオマス分野だけではなく電子通信などの分野も齧っている筆者にとっては、様々なアドバイスをいただくことができ、大変有意義でした。学会には当研究室出身の方も数人出席されており、「せいざい」トークに花が咲きました。

 

謝さんの発表
小林のポスター発表
せいざいの卒業生の方とパシャリ

最終日は謝さんと高雄市を観光してきました!

BOKU-KU joint meeting

9月16日にオーストリアのBOKUから博士課程の学生とThomas Rosenau教授,Antje Potthast教授らとの交流プログラムがありました!

お互いの研究内容や文化の発表を通じて交流をしました。発表の後は河原町で八ツ橋作り体験を行いました。

オーストリアの方々の研究や文化について話が聞けて楽しい交流となりました。

 

研究説明をする棚橋さん
研究室見学
八ツ橋づくり

京都嵐山耐熱リレーマラソン

観測史上最高気温が二度も更新された異常な夏いかがお過ごしでしょうか?

先日研究室メンバー有志で京都嵐山耐熱リレーマラソンに参加してきました。

みんなで42.195 km駆け抜けてきました。熱中症になる人もおらず無事に完走することができました。充実した1日となりました。

 

 

応援に来た人たちはかき氷を美味しく食べたらしいです。ゴールには間に合いませんでした。

 

来年も参加する方向で話が進んでおり恐怖です。記録更新できるように頑張ります。

夜には美味しいビールをいただきました。

 

京都駅のビアガーデンに行きました

セルロース学会第32回年次大会に参加しました!

7/10(木)~11(金)の2日間、

セルロース学会第32回年次大会が札幌市で開催されました。

 

当研究室からは、棚橋、小林、入江がポスター発表をいたしました。

発表詳細は以下の通りです。

【ポスター発表】

縮合法によるセロオリゴ糖合成の検討

〇棚橋愼,寺本好邦,髙野俊幸

 

セルロース材料による電波減衰現象を利用した感水センサの検討

〇小林謙太,髙野俊幸,野口良造,寺本好邦

 

L-セルロースの酵素分解性の検討

〇入江七海,下田展裕,寺本好邦,髙野俊幸

棚橋さん
入江さん

京都から北東に1000 km、札幌は北海道大学での学会。一時的に酷暑から解き放たれ、避暑地にいるかのような快適さを堪能しながらの参加です。

 

分野は有機化学から生化学まで、材料としてもナノファイバーから木材まで、セルロースに入り浸ることができました。普段は聞きなれないような分野の発表を聞くことができるのも学会の良いところです。

 

学会初日の夜には懇親会がありました。浦木先生が主催してくださった懇親会はなんとアサヒビール園でのジンギスカンとビールの食べ飲み放題!食の幸せは言わずもがな、他大の学生や先生方と交流を深めることもできて、大変有意義な時間となりました。

 

また、せっかくの北海道。懇親会の後は藻岩山まで足を運び、札幌の夜景を一望しました。

 

藻岩山の夜景

また、昨年度卒業した当研究室のメンバーと再会することもできました。府中で開催される次のセルロース学会にはもっと多くのメンバーで出たいですね!

 

先輩方(田中さん、柳田さん)と再会!

第56回IRG横浜大会に参加しました!

6/22(日)~26(木)の5日間にわたり、

第56回IRG横浜大会が神奈川県横浜市で開催されました。

当研究室からは、口頭発表1件、ポスター発表1件が出ました。

発表詳細は以下の通りです。

 

【口頭発表】

Quantitative Prediction of Latent Deterioration in Wood Coatings Using Mid-Infrared Spectroscopy and Machine Learning

〇Yoshikuni Teramoto, Kaho Nishimura, Takumi Ito, Toshiyuki Takano, Shinichi Isaji, Hironari Ohki

【ポスター発表】

Development of an Early Degradation Daignosis Technology for Wood Coatings Using Mid-Infrared Spectroscopy and Machine Learning

〇Kaho Nishimura, Takumi Ito, Shinichi Isaji, Toshiyuki Takano, Hironari Ohki, Yoshikuni Teramoto

私は初めての国際学会ということもあり、慣れない英語での発表・議論で緊張しましたが、参加者の方々が温かく話しかけてくださり、とても良い経験になりました。

国内外から多くの分野の研究者が一同に会し、大変盛り上がった大会でした。

口頭発表を行う寺本先生
ポスター発表を行う西村

最終日の懇親会では、侍アーティストによるショーが披露されました。日本人でありながら、本格的な「和」のショーを見る機会がこれまでほとんどなかったため、その迫力と美しさに魅了されました。海外の参加者との交流を楽しみつつ、日本の文化を体験できることは、日本で開催される国際学会ならではの大きな魅力だと改めて感じました。

懇親会の食事
懇親会での侍アーティストショー

ISWFPC2025に参加しました!

6/2(月)~6(金)の5日間にわたり、ISWFPC2025がアメリカノースカロライナ州で開催されました。当研究室からは、口頭発表2件が出ました。

発表詳細は以下の通りです。

【口頭発表】

Quantitative Prediction of Latent Deterioration in Waterborne Coatings for Wood Using ATR-FTIR and Machine Learning

〇Yoshikuni Teramoto, Takumi Ito, Chihiro Yamamoto, Kaho Nishimura, Toshiyuki Takano, Hironari Ohki

Electrolysis of Artificial Lignin in Various DES

〇Shin Tanahashi, Yoshikuni Teramoto, Toshiyuki Takano

 

寺本先生
たなしんさん

初めての海外での学会参加であり非常に緊張しましたが、充実した時間を過ごすことができました。基調講演や口頭発表、ポスター発表発表がおもしろく非常に勉強になりました。ノースカロライナ州立大学に進学した同期とも久々に再会することができ楽しい時間となりました。

 

ヒョリさん(たなしんさんの同期)とパシャリ

学会最終日には、大学の研究室や図書館を見学することができました。研究設備は企業との共同研究のための棟が複数あるなど驚きました。それと同時に京大の設備の素晴らしさも再確認できました。図書館は自動の書庫やNintendo Switchやeスポーツ用の部屋、楽器ができる部屋があるなど驚きの連続でした。

 

自動書庫
eスポーツ用の部屋

歓迎会を行いました!

5月19日にカナダから約1か月の短期留学で新しく研究室に来た学生の歓迎会を実施しました!

新たなメンバーを迎え、より賑やかな研究室となりました。

留学生が増え、英語がさかんに飛び交う研究室になりつつあります…!

筆者も、英語頑張ります…!!

 

新年度を迎えました!

2025年度がスタートしました!

今年度はM2の西村が中心となり更新していきます!

気まぐれ更新にはなりますが、気が向いたときに覗きに来てください!

 

今年度は、新4回生の4人、新M1で新たに加わった1人の5人が新たなメンバーとして加わり、活気のある研究室となっています!!

 

新年度初日は、恒例の大掃除から始まり、恒例の?カレー屋さんでみんなで卓を囲みました!

大掃除中
みんなでインドカレー!

今年度は専攻の新歓は雨天で中止になってしまい非常に残念でした(泣)

ただ、化学系研究室での野球大会は開催され、研究室間での交流も行えました!

 

みんなでピース
バッターがんばる大島くん

今年もにぎやかな研究室になりそうです!

ELCASを実施しました!

高校生のための体験型科学講座ELCASに本研究室も参加し、3日間にわたる実験、講義を実施しました!

参加してくれた高校生のみなさん、ありがとうございました!

まず1日目はパルプ繊維を分散させた懸濁液を網で抄いて紙を製作する「抄紙」を行いました。

叩解(こうかい)と呼ばれるパルプ繊維をほぐす条件を変更することで、抄いた紙の特性がどのように変化するかを学んでもらいました。紙の講義では紙の定義や紙に求められる性質などを学習しました。

2日目には前日に作製した紙の力学特性の試験および電子顕微鏡を用いた観察を行いました。叩解していない紙ではすぐに破れてしまうことが分かり、パルプ繊維の絡み合いの重要性が伝わったかなと思います。電子顕微鏡では肉眼で見ることのできない叩解による繊維のほぐれ方の違いを実際に確認しました。

3日目にはパルプにザンテート化と呼ばれる処理を施すことでセルロースナノファイバーを得る操作を行いました。また、セルロースナノファイバーを利用した固体分散体による疑似水溶化を行いました。

ザンテート化セルロースナノファイバーは数十µm単位の繊維系のパルプを数nm程度まで簡単に解繊できるようになる画期的な技術です。また、置換基が容易に脱離し、無置換のセルロースナノファイバーが得られるという特徴を持ちます。

機械解繊により透明な分散液へと変化する様子を観察しました。

固体分散体を用いた疑似水溶化では吸光度測定の原理の勉強となぜ、溶けるようになるのかを講義しながらセルロースナノファイバーの特性について理解を深めました。

最後に、セルロースナノファイバーの疑似水溶化を用いて何ができるかを考え、発表する課題に取り組みました。

活発に議論が交わされながら意見がまとまり非常にスムーズに発表が進行しました。

高校生たちから我々も良い刺激をもらえました!