木材学会に参加しました!

3/14 (火) -16 (木) の3日間に渡り,日本木材学会大会が開催されました。当研究室からは,口頭発表2件とポスター発表4件が出ました。対面開催で,開催地は福岡でした。

発表詳細は以下の通りです。

[口頭発表]

●人工リグニンの電解酸化における各種メディエーターの反応選択性;○謝冰,飛松裕基,寺本好邦,高野俊幸

●セルロースアセテート膜存在下でのコニフェリルアルコールの脱水素重合;○時沢真奈,寺本好邦,高野俊幸

[ポスター発表]

●中赤外スペクトルの機械学習による木材用塗膜の劣化診断;○寺本好邦,山本千尋,高野俊幸,伊藤拓実,大木博成

●QCM-Dを用いたCNFへのロジン系サイズ材の吸脱着挙動分析;○有賀哲,寺本好邦,高野俊幸

●キラル性の異なるセロビオースオクタアセテートの合成;○池上和岐,寺本好邦,高野俊幸

●木材用塗膜の潜在的劣化の指標としてのフラジリティの適用性;○山本千尋,寺本好邦,高野俊幸,伊藤拓実,大木博成

ポスター発表の会場は九州大学医学部キャンパスでした。発表前に撮影しました (^^)

そして,なんと…ポスター発表2件が優秀ポスター賞を受賞しました! 寺本先生と私 (池上) の発表です。寺本先生おめでとうございます! 私自身はまさか賞をいただけるとは思っていなかったので,嬉しくもあり,驚きもさせられました。選考してくださった先生方には厚く御礼申し上げます。

日本木材学会会長土川教授と賞受賞者全員で記念撮影しました。

木材学会は,木材に関する様々な研究が集結しているので,規模が大きくて楽しいですね。少し離れた分野の研究発表にも触れられて,面白かったです。

他大学の方々とも会って色々お話でき,とてもよかったです。学会は対面に限りますね。

終了後に撮影した集合写真。口頭発表会場は福岡大学でした。

ちなみに,次回開催地は京都らしいです。高野先生が運営委員長をされます。当研究室メンバーも,スタッフとして全員参加することになるのでしょうか。

楽しみですね。それでは,また。

木材学会年次大会に参加しました!

今月 15-17 日に開催された木材学会年次大会にて,当研究室から謝・山岡が口頭形式,石井がポスター形式で成果発表をしました!

学会はオンライン形式でしたので,口頭発表ではzoomを用いてその場で質疑応答を行い,ポスター発表ではチャットによって質問・回答を行いました。

学会では,私たちが勉強しているセルロースやリグニンの材料化学のほか,木材の接着や力学,樹木細胞の生化学,抽出成分の生理活性,きのこ,バイオマスエネルギーなど,幅広いジャンルの発表があります。普段関わることのない分野のプログラムを覗いてみるのもとても楽しいです。

また,学会では成果発表のほか,公開シンポジウムやウッドサイエンスミキサー(若手向けイベント)が開かれていました。シンポジウムには元宇宙飛行士で京大思修館特定教授の土井孝雄先生が宇宙での木質利用について講演されたり,ウッドサイエンスミキサーでは,私たちもお世話になった森林総合研究所の宮城さんの留学経験が聞けたりと,様々なお話しを聞くことができ,こちらも非常に面白かったです。(石井)