ISWST2025に参加しました。

3/17(月)~19(水)の3日間にわたり、ISWST2025が宮城県仙台市で開催されました。当研究室からは、口頭発表2件が出ました。

発表詳細は以下の通りです。

【口頭発表】

Diagnosis of Latent Deterioration in Wood Coatings Using Mid-Infrared Spectroscopy Combined with Machine Learning

○Yoshikuni Teramoto, Kaho Nishimura, Takumi Ito, Toshiyuki Takano, Shinichi Isaji, Hironari Ohki

Electro-reaction of G-DHP in deep eutectic solvents

○Shin Tanahashi, Yoshikuni Teramoto, Toshiyuki Takano

私は初めての国際学会での口頭発表で大変緊張しましたが、良い経験をさせていただきました。

木材学会の国際学会ということで多くの分野の研究者が一同に会し、大変盛り上がった大会でした。他大学の先生、学生とお話することもできました。国内学会が19(水)~21(金)で開催され、聴講で勉強させていただきました。就職した同期が出張で国内学会に来ており、久しぶりの再会を楽しみました。来年は広島での開催とのことでより多くの後輩が参加することを期待したいです。

 

懇親会での鏡開き
牛タン

日本木材保存協会年次大会に参加しました

9/25(水) – 26(木)の2日間に渡り、日本木材保存協会年次大会が東京で開催されました。当研究室からは、ポスター発表1件で出ました。

 

発表詳細は以下の通りです。

・中赤外分光と機械学習を組み合わせた木材用塗膜の早期劣化診断;〇西村香穂、寺本好邦、髙野俊幸、伊佐治信一、大木博成、伊藤拓美

日本木材保存協会の年次大会は木材に関する多くの研究が集まる場で、私の研究分野である耐候性だけでなく、生物劣化など普段触れることの少ない分野についても多くの発表を聞くことができました。我々と同様の研究分野を別のアプローチで進めている発表は特に興味深く、異なる分野の研究発表も新鮮で面白かったです。

また、他の大学や企業の方とお話する機会もあり、自分の研究内容に対する助言も頂くこともできました。学会の2日間を通じて、多くの学びと刺激を受ける貴重な体験となりました。

2nd International Lignin Symposiumに参加しました!

発表詳細は以下の通りです。

 

[ポスター発表]

・Electro-oxidation of artificial lignin in deep eutectic solvent; ○Shin Tanahashi, Shen Jiatong, Xie Bing, Yoshikuni Teramoto, Toshiyuki Takano

・Interaction of monolignol with cellulose acetate; ○Nobuhiro Shimoda, Yoshikuni Teramoto, Toshiyuki Takano

・Synthesis of S-type dilignol model gulcosides for analysis of Lignin-Carbohydrate Complex; ○Yuki Kawamoto, Takahiro Doi, Yoshikuni Teramoto, Toshiyuki Takano

国際学会ということで海外の方の発表を多く聞くことができました。リグニンの利用など自分のテーマとは異なる発表も多くあり、非常に有意義な時間を過ごすことができました。BOKUの先生と2年ぶりにお話しする機会もあり、楽しい学会となりました。

髙野先生と寺本先生は実行委員として、学会の運営をされました。お疲れ様でした。

博士論文発表会

1月16日に博士論文発表会があり,池上さんと有賀さんが発表を行いました。

今までの研究の集大成として素晴らしい発表をされていました!

発表した二人と高野先生
池上さん発表の様子
最後に皆で

リグニン討論会に参加しました!

11月9日、10日の2日間にわたり、第68回リグニン討論会が開催されました。当研究室からは口頭発表1件とポスター発表1件が出ました。対面開催で、開催地は長岡でした。

発表詳細は以下の通りです。

[口頭発表]
●NaOH水溶液のリグニン電解酸化の検討;○棚橋愼,謝冰,寺本好邦,高野俊幸

[ポスター発表]
●メディエーターの反応性を予測するための機械学習プラットフォームの構築;○謝冰,飛松裕基,寺本好邦,高野俊幸

オフラインでの学会ということもあり発表、懇親会、若手の会で沢山の方と意見交換、交流ができる良い機会となりました。

(M2 棚橋)

口頭発表の様子
謝さんのポスター前でパシャリ
懇親会のお酒

ICCとセルロース学会に参加しました!

9/26 (火) -28 (金) の4日間にわたり、The 5th International Cellulose Conference (ICC2022+1) およびセルロース学会第30回年次大会が合同で開催されました。当研究室からは口頭発表1件とポスター発表7件が出ました。対面開催で、開催地は広島でした。

発表詳細は以下の通りです。

[口頭発表]

●Dissolution behavior of abietic acid in water from the solid dispersions of cellulose nanofibers;○有賀哲,飛松裕基,寺本好邦,高野俊幸

[ポスター発表]

●Synthesis and properties of cellobiose octaacetates with different chirality;○Waki Ikegami,Yoshikuni Teramoto,Toshiyuki Takano

●Preparation and its oxidation ability of protoporphyrin (Fe) bound chitosan particle;○Hyolee Choi,Yoshikuni Teramoto,Toshiyuki Takano

●Composites of nanocellulose surface‐modified with polydopamine and copper nanoparticles: oxidation inhibition of the nanoparticles and developing conductivity;○Hiroya Tanaka,Yoshikuni Teramoto,Toshiyuki Takano

●Improvement of water solubility of poorly water-soluble compounds using xylan and statistical extraction of influencing factors;○Hiromichi Matsuda,Yoshikuni Teramoto,Toshiyuki Takano

●D-, L-セロビオース誘導体のキラリティと液晶性の関係;○大和田航平,池上和岐,寺本好邦,高野俊幸

●開環重合による位置選択的アセチル化セルロースの合成;○下田展裕,池上和岐,寺本好邦,高野俊幸

●セルロースアセテート用の可塑剤のバイオベース化;○越智加菜絵,寺本好邦,高野俊幸

ICCのセレモニーで挨拶する寺本先生

普段は触れないセルロースの応用分野について見識を深められました。また、他大学の方と交流しながら自分の研究を新たな観点で見直すことができて楽しかったです。(大和田)

発表が終わって晴れやかな顔のせいざいメンバー
いい天気でした☀

木材学会に参加しました!

3/14 (火) -16 (木) の3日間に渡り,日本木材学会大会が開催されました。当研究室からは,口頭発表2件とポスター発表4件が出ました。対面開催で,開催地は福岡でした。

発表詳細は以下の通りです。

[口頭発表]

●人工リグニンの電解酸化における各種メディエーターの反応選択性;○謝冰,飛松裕基,寺本好邦,高野俊幸

●セルロースアセテート膜存在下でのコニフェリルアルコールの脱水素重合;○時沢真奈,寺本好邦,高野俊幸

[ポスター発表]

●中赤外スペクトルの機械学習による木材用塗膜の劣化診断;○寺本好邦,山本千尋,高野俊幸,伊藤拓実,大木博成

●QCM-Dを用いたCNFへのロジン系サイズ材の吸脱着挙動分析;○有賀哲,寺本好邦,高野俊幸

●キラル性の異なるセロビオースオクタアセテートの合成;○池上和岐,寺本好邦,高野俊幸

●木材用塗膜の潜在的劣化の指標としてのフラジリティの適用性;○山本千尋,寺本好邦,高野俊幸,伊藤拓実,大木博成

ポスター発表の会場は九州大学医学部キャンパスでした。発表前に撮影しました (^^)

そして,なんと…ポスター発表2件が優秀ポスター賞を受賞しました! 寺本先生と私 (池上) の発表です。寺本先生おめでとうございます! 私自身はまさか賞をいただけるとは思っていなかったので,嬉しくもあり,驚きもさせられました。選考してくださった先生方には厚く御礼申し上げます。

日本木材学会会長土川教授と賞受賞者全員で記念撮影しました。

木材学会は,木材に関する様々な研究が集結しているので,規模が大きくて楽しいですね。少し離れた分野の研究発表にも触れられて,面白かったです。

他大学の方々とも会って色々お話でき,とてもよかったです。学会は対面に限りますね。

終了後に撮影した集合写真。口頭発表会場は福岡大学でした。

ちなみに,次回開催地は京都らしいです。高野先生が運営委員長をされます。当研究室メンバーも,スタッフとして全員参加することになるのでしょうか。

楽しみですね。それでは,また。

リグニン討論会でした。

11/10 (木) -11/11 (金) に,第67回リグニン討論会が開催されました。当研究室からは,謝さんが口頭発表で,棚橋くん,時沢さんがポスター発表で,参加しました! 発表詳細は次の通りです。

●リノール酸をメディエーターとするリグニンEMS反応の検討;○謝冰,飛松裕基,寺本好邦,高野俊幸

●LMS用メディエーターによるDHPの電解酸化の検討;○棚橋愼,謝冰,寺本好邦,高野俊幸

●ヘミセルロースモデルとしてのセルロースアセテート存在下でのコニフェリルアルコールの重合;○時沢真奈,寺本好邦,高野俊幸

リグニンの外の分野の先生方を招いた特別講演やディスカッションなどもあり,大変興味深かったです。私 (池上) は普段セルロースなどの糖類を中心に扱っているのですが,リグニンの様々な研究もなかなかに面白いなあと改めて思いました。