5月19日にカナダから約1か月の短期留学で新しく研究室に来た学生の歓迎会を実施しました!
新たなメンバーを迎え、より賑やかな研究室となりました。
留学生が増え、英語がさかんに飛び交う研究室になりつつあります…!
筆者も、英語頑張ります…!!

Biobased Materials Chemistry/Kyoto Univ
京都大学大学院農学研究科 森林科学専攻 生物材料化学分野 / Lab. of Chemistry of Biomaterials, Division of Forest and Biomaterials Science, Graduate School of Agriculture, Kyoto University
5月19日にカナダから約1か月の短期留学で新しく研究室に来た学生の歓迎会を実施しました!
新たなメンバーを迎え、より賑やかな研究室となりました。
留学生が増え、英語がさかんに飛び交う研究室になりつつあります…!
筆者も、英語頑張ります…!!
2025年度がスタートしました!
今年度はM2の西村が中心となり更新していきます!
気まぐれ更新にはなりますが、気が向いたときに覗きに来てください!
今年度は、新4回生の4人、新M1で新たに加わった1人の5人が新たなメンバーとして加わり、活気のある研究室となっています!!
新年度初日は、恒例の大掃除から始まり、恒例の?カレー屋さんでみんなで卓を囲みました!
今年度は専攻の新歓は雨天で中止になってしまい非常に残念でした(泣)
ただ、化学系研究室での野球大会は開催され、研究室間での交流も行えました!
今年もにぎやかな研究室になりそうです!
高校生のための体験型科学講座ELCASに本研究室も参加し、3日間にわたる実験、講義を実施しました!
参加してくれた高校生のみなさん、ありがとうございました!
まず1日目はパルプ繊維を分散させた懸濁液を網で抄いて紙を製作する「抄紙」を行いました。
叩解(こうかい)と呼ばれるパルプ繊維をほぐす条件を変更することで、抄いた紙の特性がどのように変化するかを学んでもらいました。紙の講義では紙の定義や紙に求められる性質などを学習しました。
2日目には前日に作製した紙の力学特性の試験および電子顕微鏡を用いた観察を行いました。叩解していない紙ではすぐに破れてしまうことが分かり、パルプ繊維の絡み合いの重要性が伝わったかなと思います。電子顕微鏡では肉眼で見ることのできない叩解による繊維のほぐれ方の違いを実際に確認しました。
3日目にはパルプにザンテート化と呼ばれる処理を施すことでセルロースナノファイバーを得る操作を行いました。また、セルロースナノファイバーを利用した固体分散体による疑似水溶化を行いました。
ザンテート化セルロースナノファイバーは数十µm単位の繊維系のパルプを数nm程度まで簡単に解繊できるようになる画期的な技術です。また、置換基が容易に脱離し、無置換のセルロースナノファイバーが得られるという特徴を持ちます。
機械解繊により透明な分散液へと変化する様子を観察しました。
固体分散体を用いた疑似水溶化では吸光度測定の原理の勉強となぜ、溶けるようになるのかを講義しながらセルロースナノファイバーの特性について理解を深めました。
最後に、セルロースナノファイバーの疑似水溶化を用いて何ができるかを考え、発表する課題に取り組みました。
活発に議論が交わされながら意見がまとまり非常にスムーズに発表が進行しました。
高校生たちから我々も良い刺激をもらえました!
7/11 (木) -12 (金) の2日間に渡り,セルロース学会第31回年次大会が熊本で開催されました。
当研究室からはポスター発表5件で出ました。
発表詳細は以下の通りです。
【ポスター発表】
・糖誘導体を用いたセルロースアセテートの可塑化 ; 〇越智加菜絵, 寺本好邦, 髙野俊幸
・セルローストリアセテートのラセミ混合物の調製とその性質 ; 〇下田展裕, 川野鴻右, 寺本好邦, 髙野俊幸
・ポリドーパミン修飾CNFを用いた金属ナノ粒子の性状の制御 ; 〇田中裕也, 寺本好邦, 髙野俊幸
・難水溶性化合物の水溶性改善と影響因子の統計的抽出 : セルロースナノファイバーとセルロース水溶性誘導体の比較 ; 〇松田裕道, 山岡英樹, 寺本好邦, 髙野俊幸
・ピレン担持型キトサン誘導体の合成とその蛍光特性 ; 〇柳田真莉萌, 柴野匡哉, 寺本好邦, 髙野俊幸
セルロースに限らず, キチンやキトサンを含む基礎研究から応用研究まで, 多岐にわたる内容があり,見識を深めることができました。
懇親会では他大学の方々ともたくさん話すことができ, アドバイスをいただいたり, 研究室の生活の違いに驚いたりと, とても有意義な時間を過ごすことができました。
6/12 (水) – 14 (金) の3日間に渡り,繊維学会年次大会が東京:タワーホール船堀で開催されました。当研究室からは,ポスター発表1件,口頭発表1件で出ました。
発表詳細は以下の通りです。
[ポスター発表]
・ザンテート化セルロースナノファイバーの再生挙動の検討 ; 〇小林謙太, 寺本好邦, 髙野俊幸
[口頭発表]
Xanthated Cellulose Nanofibers Dispersion: Stability, Pickering Emulsion with Styrene, and Latex Composite via Polymerization ; Yume Yamaguchi, Arindam Chakrabarty, 〇Kem Monterico Taghap, Weija Tang, Miyako Maruo, Yoshikuni Teramoto, Toshiyuki Takano
繊維学会ということで「繊維」に関する内容が大部分を占めると思っていましたが、繊維に直接関係がないような高分子に関する発表も多くありました。ゴム材料やカーボン繊維など普段全く扱わないような材料について、物理的な内容から生化学的な内容まで幅広い分野のお話を聞くことが出来て大変勉強になりました。
ポスター発表や若手交流会を通して他大学の先生方,生徒の方々とも色々とお話しさせていただき,的確な研究のアドバイスをしていただき,学会の醍醐味を実感することが出来ました。
また実演販売をするために来訪されている企業の数が非常に多く,色々な企業の方とお話させていただくことも出来ました。産業・学術の連携という意味での学会の意義も感じ取ることが出来て,非常に有意義でした。
3/25,26に卒業式が行われました。
卒業式ではなんとM2のCHOIさんが卒業証書を代表で受け取りました!
今年はD3の2名,M2の4名,B4の4名が卒業となり,
研究室からはD3の二人とM2の3人が去ることになります。
今年は博士課程の皆さんと卒業が被ったこともあり,
一気に人が少なくなるように感じ少し寂しいですね。
私自身,6年間過ごした京都を離れることに寂しさを感じています。
特に研究室で過ごした最後の3年は非常に濃い日々だったように思います。
辛いと感じることも多かったですが,
なんだかんだ楽しい日々を送ることができてよかったです。
ありがとうございました。
4月からはM2からたなしんこと棚橋君がD1となり,新たなB4を迎えて新体制となります。
楽しいことも辛いこともたくさんあると思いますが皆様の活躍を願っております。
そして1年間ブログを書いていたのもこれで最後となります。
気ままな更新でしたが,楽しんでいただけていれば幸いです。
来年のブログ担当者の更新をお楽しみください!
3/13 (水) – 15 (金) の3日間に渡り,日本木材学会大会が京都で開催されました。当研究室からは,ポスター発表4件で出ました。
発表詳細は以下の通りです。
[ポスター発表]
木材学会は木材に関する研究が集まっているため,製材,居住性,きのこなど我々が普段勉強するセルロースやリグニンとは違う研究も数多くありました。違う分野の発表を聞くのは新鮮で面白かったです。
他大学の方々とも色々とお話しでき,研究生活の違いに驚き,自身の研究に対する姿勢への刺激となりました。
髙野先生は運営委員長として,毎日挨拶をしていました。対面とオンラインのハイブリッド方式は初めてのことで,大変なことも多かったことと思います。我々もスタッフとして大会運営に関わり,貴重な経験をさせていただきました。
2/13に修論発表会,2/15に卒論発表会が行われました。
普段着る機会の少ないスーツに,緊張感のある空気。
発表会独特の空気間の中行われた発表は気づけば自分の番で,
振り返るとあっという間に終わっていました。
たくさんの発表練習,先生や先輩,後輩からのアドバイスのおかげで全員素晴らしい発表になったと思います。ありがとうございました。
1月16日に博士論文発表会があり,池上さんと有賀さんが発表を行いました。
今までの研究の集大成として素晴らしい発表をされていました!
11月9日、10日の2日間にわたり、第68回リグニン討論会が開催されました。当研究室からは口頭発表1件とポスター発表1件が出ました。対面開催で、開催地は長岡でした。
発表詳細は以下の通りです。
[口頭発表]
●NaOH水溶液のリグニン電解酸化の検討;○棚橋愼,謝冰,寺本好邦,高野俊幸
[ポスター発表]
●メディエーターの反応性を予測するための機械学習プラットフォームの構築;○謝冰,飛松裕基,寺本好邦,高野俊幸
オフラインでの学会ということもあり発表、懇親会、若手の会で沢山の方と意見交換、交流ができる良い機会となりました。
(M2 棚橋)